KX61からVSTラックのソフトシンセをコントロールする
以前に書いたレヴュー記事で Yamaha KX61 の AI Function では Cubase の MIDI Track から VST ラックに接続する VSTi は操作できないと書いたが実現する方法があった。マニュアルには載っていないが、Cubase 4.1 から追加された Track Inspector の Quick Control 機能を使えば可能。
KX Editor から KX のコントロールテンプレートに "Audio Track" と "MIDI Track" を追加しておき、コントローラに Quick Control 1〜8 を使う分だけそれぞれ割り振っておく。Quick Control は MIDI Track のオートメーションに加えて接続先の MIDI デヴァイスからもパラメータを取得できる。つまり、Quick Control にパラメータを呼び出して、それを KX のコントローラから操作する形。VSTi だけでなくオーディオトラックのインサートエフェクトなどもいじれて便利だ。
ただし、今のところ Quick Control にはプリセット機能がないのでその都度パラメータをひとつずつ手動で設定する必要があるのが少々面倒くさい。