オートメーション周りの脆弱性

一曲上がってすっきりした。だが作業中は地獄だった。今日に限って Cubase にオートメーション関係のバグが次から次へと現出した。
通常 DAW のフェーダーエンヴェロープには複数のカーブが用意されており、Cubase はオートメーションカーブに Jump (跳躍)と Ramp (傾斜)を使用できる。が、これらは任意に選択するのではなく、プラグインのオートメーションパラメータによって自動的に決定される。On/Off 動作をするスイッチ類は Jump, ボリュームなどは Ramp, という具合。だがいくつかのプラグインに対して Ramp でカーブを描くべきパラメータを Jump で読み込んでしまう。カーブタイプをユーザレヴェルで変更できないため、大変な問題になる。これだけでも嫌になるが、そもそもオートメーションパラメータを正常に認識できず、オートメーショントラック上で Unknown と表示されてしまうプラグインまである。プラグインに任せれば数ポイントのオートメーションを書き込むだけで済む作業を波形編集レヴェルで行う破目になった。地獄だ。
今回遭遇したバグの中には4.1アップデート以前で正常に動いていたものもある。これは一概に Cubase の問題とも言えないのだろうな。DAW, というかホストアプリケーションの規格が進めばそれに従ってプラグインもアップデートされなければならないのだろう。しかし、たとえ有償のソフトウェアであっても永続的なサポートは望めない以上、ホスト側に多様性を求めたいところだ。頼むからカーブタイプくらい自分で選ばせてくれ。