なれのはての音楽

事ここに至れり、僕の天秤は欲望の目盛りを振り切りて、目下ハードコアミュージック漬けである。突如過激なドラムンベースが聴きたい衝動に襲われたものの手持ちの音源にハードコアDNBはなく、悶々としていたところでPodcastを見つけ、つくづく便利な世の中になったなと思いつつ、そのまま雪崩式にBreakcoreGabber → Schranzを行ったり来たりしている。暴力の権化、音のスプラッタである。よくこんなの作ったな、頭おかしいという感想ばかり出る。シュランツなんぞうるさいだけでこれまで嫌ってきた、というか今も別に好きではないが何故か聴きたくなる。なんとも殺伐とした気分になる。やはり毒だ。しかし体内に毒を飼う事を良しとする人種もいる。我々は自ら進んで毒を飲む奇特な人種である。