中越地震

大きな地震が続く。日本の骨盤のあたり、中越付近の頻発率を鑑みるに被災者の方々をまこと気の毒に思う。

思うのだが、被災者復興支援と著作権使用料徴収免除は話が別だ。2004年の山古志村中越地震、今年4月の能登半島地震においてJASRACは被災地域におけるカラオケ店等の音楽事業者へ向け著作権使用料の徴収を免除するという措置を執ってきた。これはとんでもない話で、以前にも書いたが、アーティストの収入を強制的に削減するのは筋違いだ。JASRACの役員会で決定されたこの措置はJASRAC全会員の承認事項とみなされるため、JASRAC会員、つまり各アーティストには通知さえされない。被災地への支援は大変結構なことだが、このやり方は明らかに異常だ。今回も通例に従い使用料免除を行うのだろうか。同じ支援をするのならまずJASRACの収支の透明性を高めた上で救済基金でも創設し、そこから寄付すべきだ。