Cubase Stduio 4のバグ

先週ようやくCubase 4のアップデート4.0.2がリリースされたようだがCubase Stduio 4の対応は未だ定かではない。こんだけのバグを発売3ヶ月も放っておくとは大層おおらかなメーカーだなあ。僕の気付いたバグを少し書く。

  • 新搭載の各種メディアブラウザがすぐフリーズする。

かつてのPDFも裸足で逃げ出すブラクラ仕様。うかつにF5F7あたりを押すと死を見る。まあそれはディスクアクセスなんかの問題なんだけどF6で呼べるループブラウザはプロジェクトの再生をしながらループファイルをプレビューするとBPMマッチ処理が恐ろしくCPUを喰ってガタガタな上にプレビューのオートスタート・ループを設定しても効かないバグがある。使い物にならない。

  • プロジェクトのMIDI-VSTバイス接続設定がめちゃくちゃになる。

プロジェクトを保存して開きなおすとMIDIトラックのアサイン先が入れ替わっている嫌がらせとしか思えないバグ。CubaseではVSTフリーズしたトラックはロックされ、パラメータの変更が行えなくなる。つまり、フリーズされたMIDIトラックのアサイン先がVSTaからbへ変更されるとまずVSTaのフリーズを解除してからアサインの再設定を行わなくてはならなくなるので復旧が死ぬほど面倒。この現象はプロジェクト毎に起こり、なんらかの行為がトリガーになるようだ。こうなるともう作曲なんて続けていられない……
パッと思いついたのはこんなところ。今でこそ不安定になる動作の原因を回避して使えるようになってきたが、インストールしてから一週間ほどは20分にいっぺんくらいシャットダウンしていた。グループチャンネルのバスルーティングについて、作った時間の古いバスから新しいバスへはアウトプットできても、その逆へはアウトプットできないという現象はバグとしか思えなかったが、知人が旧来からの仕様だと教えてくれた。理解に苦しむ。

かなり貶してしまったので少し擁護もしておくか。ええと、そんでも僕が触ってきたPCプラットフォームのDAWでは最高の直感性とポテンシャルを兼ね備えたソフトだと感じます。多岐にわたる編集処理能力は回答へ至る道を複数提供し、それはオレの好きに使わせろよというニーズに応える懐の広さと言えます。実際バグがなかったら良いソフトだと思う。バグが消えるまで人には絶対勧めないが。