TABOO SONGS〜封印歌謡大全

昨日TBSラジオで放送された「TABOO SONGS〜封印歌謡大全」大変楽しみながら拝聴した。不穏当な表現・テーマなど時代によって様々な理由から発売中止・自粛されてきた音源を一挙に紹介するという番組だった。ラジオを聴こうと思って聴いたのは一体何年ぶりだろう。中学生の頃以来だと思う。ラジオとは思いのほか強い自主性のあるメディアだったのだな。AMしか入らないおんぼろのポーダブルラジオで聴いていたのでノイズがひどいのには難儀したが。
放送されてこななかった理由は実に様々で、軍国主義肯定、淫心を誘う、部落問題など、それぞれの時代の日本の社会情勢を考えさせらる。番組中でも語られていたが、言葉をなくすことが差別をなくすことに繋がるとは思えない。言葉がなくなっても実体が消えるわけではない。放送禁止用語というタブーによって様々な問題に目を背け続ける姿勢こそが差別を助長しているのに他ならない。