パーカッション・マガジン創刊

キーボード・マガジンなど音楽雑誌でおなじみリットーミュージックからパーカッション・マガジンが創刊された。また随分と濃いところを突いてきたものだ。創刊号ではアフロパーカッションが特集されている。リズムライブラリで名前や音は知っていても実際にどんな楽器なのか知らないものは多いので写真を眺めているだけでも面白い。民族パーカスではタブラが好きだ。中央を叩くと出る「ぼぅん」というピッチサウンドが何とも面白い。瑞々しいヒーリングサウンドと合わせるとえも言われぬ神々しさが生まれる。しかし自宅で叩くと近所迷惑甚だしいので買うわけにもいかない。
アフロパーカッションではカリンバを所有しているがこれは鍵盤(?)楽器のくせにキーが少なすぎる。カリンバの中でもミニサイズの物なのだろうが、ただでさえキーが8本しかない上に、音階は左からC4 F3 D3 B2 B2 D3 E3 C4と重複しており、これで何かを演奏しようとしてもままならない。しかしキーが重複しているといってもそこは手づくり民族楽器、チューニングが大雑把なので同じキーを鳴らすと不思議なユニゾン音が出るのは面白い。普段シンセばかり弄っていると忘れがちだが、生楽器というのはずるいくらい表情に富んでいて魅力的である。こんな面白いものを放っておくのは片手落ちだ。