TI

Virus TI desktop購入。新雪のよに白いPolarが人気だが僕の心はあんなにキレイじゃないので黒いやつがよろしかろう。ライヴに使うのにもあの鍵盤数じゃ半端だし。個人輸入で購入したので代理店のHook Upを通すよりかなり安くついた、が邦語マニュアルがない。僕は世界各国すべての言語に精通しているがあいにく英語だけはわからないので目下英字マニュアルと首っ引きで格闘中である。最近のシンセはUSBとインストールCD付きで実にハイカラな趣だ。何とか手探りでドライバのインストールを済ます。

Total Intelligence

当機最大のハイライトであるTotal Intelligence。USB2.0でのオーディオ転送によるマルチアウトはステレオ2ch用意されている。少々物足りないが実機側の機能で充分ミキシングできるほどエフェクトは充実している。実時間がかかるがハードシンセでオフラインミックスが可能なのは便利。VSTiのパネルをいろいろ弄っていたらVisualC++のランタイムエラーで落ちた。少々デリケートなようである。

HyperSaw

新オシレータHyperSawは壮絶に気持ちいいユニゾンリードをぶちかましてくれる、がフルスペックで使うと4和音が限界、モノでも激しく発音がモタる。それもそのはず、ノコギリ波をひたすらに重ねるこのOSCは1OSCにつき最大で127本のノコギリ波を生成、それをユニゾンモードで8ユニゾン→127*8=1016本、それを4和音すれば4064本の収束ノコギリ派という狂気の沙汰である。最高に圧倒的な音が出る。

第一印象

開封してすぐMIDI接続のみでいじった時はかなり難解に思えたがVSTiで利用してみると各系統の機能を理解できた。ノコギリ波、矩形波といったオシレータタイプは用意されておらずサイン波からWave Shapeで適宜作るなど少し変わった部分もあるが基本的にオーソドックスな減算VAのシステムである。とにかく膨大なプリセットがあるのでまずはそれを聴いてどんな事ができるのか検証していく。