CLCLによるクリップボード拡張

特にDAWと関係なく普段から常用しているCLCLだが、DAW上のオブジェクトに対しても履歴をストックできればさぞ便利だろうと思ってはいたものの、デフォルトの設定ではCLCLへ保存できない。そもそも無理なのかと諦めていたが、改めてオプションを眺めていると「形式」「フィルタ」というタブを見つける。どうやら形式設定に適切なDLLと関数ヘッダを指定すればDAWでもクリップボード拡張を使用できるようになるらしい。が、やり方がわからないのでフィルタを「すべての形式を履歴から除外」から「すべての〜追加」に変更。その上で動作検証を行うとAcidではオブジェクトの履歴ストックに成功した。動作的に例えると、キック、クラップ、ハットのシングルオブジェクトを個別同時にストックしていて、それぞれいつでもペーストできる状態にある。ただし履歴リストのタイトルが総じてSonic Foundry Acidとなってしまうため、視覚上ではどれがどの履歴やら分からず実用レヴェルとは言い難いのが残念。DAWクリップボード拡張が実現すれば作業効率は飛躍的に向上するはずなのだが、どうにかできないものだろうか。